増田明美さんと(座談会後)

アールビーズスポーツ財団(以下RBS)が新たにスタートするシニア向けランナー組織「クラブランナーズ」を記念して、 公開座談会が4月12日(金)、日経カンファレンスルームで開催された。 司会スポーツライター増田明美さん、月刊ランナーズ編集長下条由紀子さん、シニアランナー3人の1人として参加した。 募集は3月23日、日本経済新聞・読売新聞、ランナーズ誌、RUNNET等で開始、募集200名に対し応募約600名、抽選。

増田さんのユーモアセンス抜群の軽快な司会、下条さんのランナー・編集長の視点からの 知見あるアドバイス、3人のシニアランナーは、シニア年代以降まで走り続けて良かったこと、ランニングを始めたきっかけ、 ランニングを続けることのメリット、ランニングを継続する方法、これから走りたいと思っている方へのアドバイス等、 それぞれの体験をベースにコメントした。

1月、RBSから座談会への出席依頼、Q&A、映像取材等、走歴40年を振り返り、何が伝えられるか思考した3ヶ月、 良い機会を得た。以下は、私がコメントした内容ですが、話せなかったことも追記しました。

ランニングを始めるきっかけ

24歳(1973年12月)、六甲山全山縦走(瀬戸内海の塩屋から六甲を越え宝塚まで56kmの縦走コース)に参加、 今のトレイルランニング。最初は歩いて縦走13時間30分、段々とタイムトライアルになり、タイム短縮のため 走るようになった。通算13回(1973〜1986年)、自己ベスト6時間51分(35歳)、記録は半減した。私のラン ニングの原点はここにある。

ランニングを継続するには

@ 走る仲間
2000年まで、ずっと1人で走ってきた。縁あって走友会に入会、一気にマラソン仲間、情報、走行距離等が 増え走力も向上した。
A レースへの参加
練習の成果を確認するためレースに積極的に参加する。レースはいつも真剣勝負、1人では出来ないスピード 練習になる。失敗してもその原因を分析、次のレースに活かすことが出来る。

ランニングの効果

ストレスの貯まらないポジティブな生き方が出来る。生活の中に「静=私の場合はきりえ」と「動=ランニング」 の趣味を取り込み、「内」と「外」、「1人」と「多数」を繰り返す。生活のリズムとなり、新しい気づきや発想、 脳と身体への刺激となり、楽しい人生が過せる。

今まで走ってきて良かったこと。どのようなことが変化したか。

@ 走友との出会い
ランナーに定年はない。走る仲間は一生の友。新しい走友や若い人との出会い、練習、懇親会等は楽しい。
A 規則正しい生活
ほぼ毎日、10〜15km走っている。ランニングが生活の一部になり、規則正しいメリハリがついた生活が出来る。
B 諦めない自分との対峙
「継続は力なり」と言う。ランニングを続けるからこそマラソンが走れ、タイムへのこだわりがある。 マラソンは30km以降、必ず苦しいドラマがある。自分との戦い、諦めない自分と対峙する。どんな困難にぶつかっても 諦めず努力する。この経験は仕事や生活面で活かせたと思う。

現在どのように走っているか。

年間走行距離3000km、月250〜300km。レースの種目は、ハーフ、フルマラソン、ウルトラマラソン、トレイルラン、 ウルトラトレイルラン等、フィールド、距離、服装、装備等全くランニングスタイルが違う競技に参加。 トレイルランニングは、ロードと違い変化があり、自然や四季を感じる。

これから走りたいと思っている方へのアドバイス

人生80年、快適により健康に過ごすためのツールとしてランニングを生活に取り込む。ランニングはシューズと ウェアがあればいつでも、どこでも、1人で走れる手軽なスポーツ。ランニングの神様がいるとすれば、 人生で最も大切な「健康」と「生きがい」という財産を与えてくれる。

以上

文責:東山一勇気