2016年8月27日正午前、前日にクールマイユールをスタートしてから26時間15分の時間をかけて、 この2年間憧れ続けていたシャモニーの街のゴール地点に辿り着きました。

シャモニー針峰群

この3年間は膝の調子が悪く、フルマラソンもサブ4ができないなど決してコンディションは良く ありませんでしたが、3年連続レースに当選するという運と諦めずに続けたということが今回の 完走に繋がりました。

当初CCCにエントリーした時は、STYと同じくらいのレベルで、制限時間も長いので何とか完走は できるかなと考えていました。しかし、2014年6月のスパトレイルで転倒し膝の後ろを痛め練習が できなかったことが響き、1回目は、第2関門のラフーリで終了しました。また、日本と違う大きな 山に気持ちが圧倒されていたことも敗因だったかもしれません。

2回目の2015年は大きな怪我はなく、順調に大会に臨めました。しかし、前日、緊張からかあまり 寝ることができず、例年にない暑さのため第1関門まででかなりバテてしまいました。そして、 フェレ峠では完走をほぼ諦めて写真を撮ったりしてダラダラと進みました。その後、 第3関門のシャンペラックに向かう途中の6qの長い登りで気持ちが切れ、 2回ほど座り込んでしまった結果、関門に数分間間に合いませんでした。

このような残念な結果が2回続きますと、もうCCCはやめてUTMBに行こうと思うようになりました。 幸い、2015年の秋以降、信越五岳、ハセツネ、ファントレイルで15ポイント取得できる予定でした のでUTMBにエントリーする気は満々でした。ところが、ファントレイルのポイントがレース後、 6から5に変更されたため、UTMBを諦め、三度CCCにエントリーすることになりました。

今年は、レースを入れ過ぎたせいか4月後半に膝の古傷が再発し、絶叫悶絶の鍼治療をやらざるを 得ない時期がありましたが、どうにかコンディションは維持できました。

今回のレースは、昨年に続き暑さとの戦いになりました。


特に、第1給水所以降は暑さからリタイヤの悪夢が頭をよぎりました。しかし、過去2年間の経験 が役に立ち、72q地点のトリアンのエイドまでは想定より速く進め、関門閉鎖まで1時間弱の余裕 があったことから、完走できるのではという気持ちになりました。その後は、残りの2回の登りに 挑んでいる途中、最初の山で右足の太ももが攣りそうな違和感に襲われました。どうにか、 熱塩サプリでしのぎましたが、下りの足が終わってきました。 どうにか下山しバロシーヌの関門を通過して最後の山に向かう途中、長い夜が明けてきました。 すると、最後の山が目前に現れ、そのあまりに急な崖に完走は無理ではないかと弱気になって きました。しかし、周りの人も疲れているようで急な登りでは少しだけ順位を上げることが できました。でも、最後のピークの前は、偽ピークの連続だったことに加え、かなりの暑さ になってきて熱中症気味に再びなってきました。ピークに辿り着いた後も最終関門のラフレジ ェールのテントは見えるものの、かなりの距離があることから気が遠くなりました。ようやく 最終関門に辿り着いたのが10時19分、ここから下り8q、ゴールの制限時間までは2時間弱、 前々日にこの区間の試走を行っていたことが幸いし、完走を確信することができました。 この下りはほとんど歩きましたが、1時間33分でゴールできました。




Finisherベスト

最後のシャモニーの花道は、町全体がお祭りで、完走者に対する「ブラボー」の声が響く中、 気持ち良くゴールできました。

今は完走できた喜びがあるとともに、少しホッとした気分です。さすがに翌週にエントリー していたトレニックワールドの110qはDNSとしました。今後は、UTMBにも出てみたいのですが、 100マイルの経験がないので、もう少し緩い100マイルレースから始めたいと思います。

最後に、レースや練習会などでお付き合いいただいた皆様には感謝しております。

以上

(文責)久我充昭