練習会の位置付け

明走会トレイルラン部(以下MTRC)の練習会の位置付け、トレイルランニング時のマナーについて

作成 MTRC幹事会

2010年7月、2011年8月、2015年12月、改訂2018年4月

明走会トレイルランニング部は発足して9年経過しました。メンバーも増えニーズも多様化しています。より安全にクラブライフを楽しむため、練習会についてルールを設けたいと思います。会則にも明記した「怪我、装備、弁当は自分持ち」自己責任でお願いします。そのため山岳保険、山岳救助保険*1等には必ず加入してください。山に入れば、ロードランと違い、医療機関もないことを銘記し医薬品・テーピングの持参も心がけてください。 又、登山者との触れ合いや自然保護の立場からトレイルランニング時のマナーも十分守ってください。なお、MTRCは、個人やグループ活動で起きたトラブルには一切関わりません。

1.練習会の位置付け

MTRCのトレイルランニング練習会は世話人会が主催、トレイルラン保険*2に加入します。練習会に当たっては、常に安全の確保に努め、不測の事態が発生した場合は、遅滞なく世話人会に報告してください。

1)練習会の構成、レベル等
世話人会がリーダー(L)、サブリーダー(SL)を決め、開催日時、トレランコース等を調整して実施する。トレランコースの標高は1,000m前後(丹沢、箱根、高尾山、奥多摩、奥武蔵等)、レベルは初級(15km~20km、5~6時間)を目安として事前に告知する。練習会の終了時間は15時を厳守する。道に迷った時も考慮し余裕のある行動計画を作成する。
Lは企画書、計画書、SLはHP用報告書を世話人会に提出する。
参加者は、原則、MTRCメンバーとするが、MTRCメンバーの紹介による入会希望者、体験参加者も認める。但し、紹介者は、事前に初参加者の目的(入会希望か、体験参加か等)を確認し、Lに報告する。Lは、世話人会に報告すると共に、参加者名簿で告知する。また、紹介者は、LやSLと相談の上、初参加者に練習会内容や装備等について十分事前説明しておく。

2)練習会の実施方法
①MTRCメンバーに対して、世話人会から、年間計画で指名されたリーダー、サブリーダーが、指定された日に練習会を企画立案する。また下見、計画書作成、メンバー募集、連絡、練習会実施、HP用報告書(サブリーダー)を作成する。リーダーは計画書を登山口に備え付けの登山届箱等に提出する。家族・友人にも渡しておくこと。

②リーダー、サブリーダーは計画書に基づき参加者全員の走力、体調、天候、装備*3(ヘッドライト、救急医薬品、非常食、雨具、防寒着、水等)、コース設定等十分配慮して練習会を安全に実施する。

③初参加者については、紹介者がその目的(入会希望者、体験参加者等)や自分との関係等について、MTRCメンバーに紹介する。また、事前に、練習会に必要な走力、食料、装備等は紹介者がリーダー、サブリーダーと相談の上、アドバイスしておく。

④練習会は会員相互の懇親、情報交換の場であり、リーダー、サブリーダーはメンバー同士のコミュニケーションが進むよう運営する。運営方法は、事務連絡、感想、紹介などが終わった後、自由懇親とする。

⑤練習会に参加するMTRCメンバーは、次回は参加者自身がリーダー、サブリーダーになるためのトレーニングの場であることを認識して参加する。

2.トレイルランニング時のマナー
1)集合時
・簡単な自己紹介、各自の体調、参加者メンバー・携帯電話番号・地図・練習会方法やコースガイド・タイムスケジュール・装備、行動食等トレイルラン時の注意事項*4・ごみは持ち帰り・トイレ事情・自動販売機・水事情・エスケープルート・事故時の対応方法等の確認。団体行動の徹底、バディシステム(参加者内2人チーム制)の採用

*4 トレイルラン時の注意事項
・団体行動の徹底:サブリーダーが先頭、最後尾をリーダーが務めるのが原則。先頭を抜かない。最後尾者は遅延者を確認して走力を合わせる。遅延者を先頭の後ろに配置する。
・休憩の取り方:(例)30分ランで5分休憩、メンバーの走力に合わせ決める。
・登山者、散歩者等への配慮(対向時は10m前から徒歩、すれ違い時に走らない。すれ違い時に挨拶する。追い抜き時は10m後ろから歩き、追い抜き時に挨拶する。挨拶:こんにちは、失礼します、横通ります等)
・挨拶の徹底:登山者との触れ合いもあるので必ず挨拶する。
・無理な追い越しはしない。
・山では登り優先を基本とする。また、追い抜かれるとき、避ける時は、山側に避けるのが基本。
・自然保護や高山植物を痛めないため、トレイルから外れたランは行わない。

2)トレイルラン中
・登山者、散歩者、観光客等に対する配慮
・団体行動、遅延者の確認
・ゴミは、必ず持ち帰り。トイレ(入山場所によっては、携帯トイレ持参)

・団体行動で落後者を出さないこと、メンバーがバラバラにならないことが大原則。従って、一番体力の弱い人、体力のすぐれない人に合わせて行動する。

・道に迷った場合の行動原則は、分かるところ、覚えているところに戻り、確認すること。また、戻る体力や自信が無い場合は、その場を動かずに救助を待つ。

3)トレイルラン後
・メンバーの確認、感想、報告書のまとめ

<参考>

*1:山岳救助保険

*2:トレラン保険

トレイルラン保険(傷害総合保険)

*3:トレラン装備表

トレイルラン装備表

以上